空調設備機器のメンテナンスにおいて重要な事はお客様がいつでも必要な時にきちんと冷房・暖房がいつもの様に使える事だと思います。

空調設備と一言で言っても大変多くの機器が全て正常に動いて初めて冷房も暖房も使えるのですがこれは当たり前のようで考えるとけっこう奇跡的な事です。

大雑把に言っても部屋の吹き出し口から冷風や温風が出てくるためには以下の条件が整っている必要があります。

  1. 熱源機器(吸収式冷温水発生機など)が正常に作動して冷水や温水をつくり
  2. 冷温水ポンプが動いて冷水や温水を空調機もしくはファンコイルユニットまで運び
  3. 空調機もしくはファンコイルユニットが正常に動いて冷風や温風を吹き出す。


この様に書くと簡単なようですが熱源機器が正常に動くためには冷房時には冷却水ポンプと冷却塔が正常に働き、その冷却塔は冷却用のファンが正常に回り冷却水温度制御のために温度スイッチが正常に働き、次に空調機の送風ファンが正常に働き空調機の温度制御用の2方弁や3方弁が正常に働き・・・とまだまだ数えだしたら切りがないくらいに多くの機器がある程度設計通りに働いて初めて冷房も暖房も使えるのです。

しかし、この関連する全ての機器一つ一つをチェックする事は大変ですしコストも掛かってきますので日常使用する上で重要なポイントや故障時に長時間使用不可能となる部品などに集中して点検する事で適正な価格でメンテナンスサービスを提供できる事になります。

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