吸収式冷温水機とは?(吸収器)

 

今回はこの機械の名前の由来となった[吸収器]について!

吸収式冷温水機における冷媒が水で、この水が沸騰蒸発することで冷水を冷やすことが出来ると言うことが吸収式と言う名前の由来に関係があります。

吸収式冷温水機が冷水を作り続けるには真空状態が保たれている事が絶対条件ですので沸騰蒸発した水蒸気を取り除く必要があります。

この水蒸気を取り除く手段が吸収と言う方法です。

いわゆる吸収液で水蒸気を吸収する事で真空状態を保っています。

この吸収液は一般的に臭化リチウム(リチウムの臭化物)と言う鉱物を水に溶かした水溶液を使用しており、臭化リチウムは塩(塩化ナトリウム)の高い吸湿性と言う性質をより強力にしたような性質を持ち、冷媒蒸気を吸収する能力が高く比較的安全なものなのでこの方式のほとんどの機器に使用されています。

余談ですが冷媒にアンモニア、吸収液に水を使用した冷蔵庫なんかも有ります。また、吸収式の仕組みが開発された当初はアンモニアと水を使ったものでした。

そして蒸発器の中で冷水をつくる為に熱を奪って蒸発した冷媒(純水)を[蒸発器]のとなりにある[吸収器]で吸収液(臭化リチウム水溶液)が吸収する事で蒸発器の真空度が保たれます。

この[蒸発器]と[吸収器]仕組みのおかげで冷水を作り続けることができるのです。

そしてこの仕組みが「吸収式」の名前の由来になっています。

またこの[吸収器]で冷媒蒸気を吸収液が吸収する能力は吸収液の濃度が高いほど、温度が低いほど吸収能力は大きくなります。

ここで初めて[再生器(発生器)]の登場となります。
  • 次回は一番分かってもらえていないかも知れないなぜ[再生器(発生器)]で火を焚くのかについて・・・

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吸収式冷温水機とは?(吸収器)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 山本祐治 より:

    大阪のあるビルで使用しているパナソニック吸収式冷温水機 QAW-CP150FG の発生水蒸気温度は100℃前後はわかっていますが35年前の竣工時の荏原製作所吸収式冷温水機RAD-G015の発生水蒸気温度は一般的に300℃~400℃と煙突の協力会社から聞きましたがお手数ですが本当かどうか教えていただきたい。現在は荏原製作所製の冷温水機は使用していません。       よろしくお願いします。

    1. yumeya より:

      コメントをありがとうございます。
      お尋ねの内容について詳細は不明ですが、推測いたしますとQAW-CP150FGの発生水蒸気温度は100℃前後と言うのは
      高温再生器で発生する冷媒蒸気の温度の上限値ですがRAD-G015の発生水蒸気温度は一般的に300℃~400℃と言うのは
      恐らく煙突の協力会社からと言う事をふまえると発生水蒸気温度ではなく排ガス温度ではないかと思われます。
      吸収式冷温水機の排ガス温度はどこのメーカーでも300℃~350℃の間位の設定になっています。
      以上、ご確認お願い致します。

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