吸収式冷温水機とは?[再生器(発生器)]

[再生器(発生器)]

吸収式冷温水機についてよく聞く疑問は「火を焚いてなぜ冷えるの?」というものです。

考えればもっともな疑問です!

再生器で150℃と言う高温になるまで火を焚いているのになぜ7℃と言う低温の冷水が作れるのか?
疑問に思うのも無理もありません。

しかし蒸発器のしくみについて書いた通り冷水を作る仕組みに関しては特に珍しいことは何もありませんがこれを維持する仕組みに関して再生器が大きな役割を果たします。

前回吸収液の吸収能力は吸収液の濃度が高いほど、温度が低いほど大きくなると書きましたがこの高い濃度の吸収液を作るのが再生器の役割です。
要するに再生器は吸収液を煮詰めて[濃縮]をしているのです。
したがって再生器は[濃縮]が出来ればどんな熱源を使っても良いしどんな方法を使っても良いということになります。
ですから吸収式にはガス焚き・油焚き・蒸気焚き(蒸気式)など熱源の違う機械がありますし、商品化はされていないかもしれませんが濾過方式なんかも作られています。

話を元に戻して、蒸発器からの冷媒蒸気を吸収して蒸発器の圧力を一定に保つのが吸収器の大きな役割ですが、その役割を果たすには吸収液の濃度が高い事(再生器で濃縮)と吸収液の温度が出来るだけ低い事が必要ですがこの吸収液の温度を下げるのが[冷却水]の役割になります。

しかし吸収式冷温水機において[冷却水]の役割はまだ他にも有ります。

 

次回は冷却水の他の役割について書いていきます。

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